平次は、2度目の出会いで、コナンが工藤新一であることを突き止めます。平次は、とにかくコナン=新一になつき、何かといえば「工藤工藤」と嬉しそうに喋りまくって、幼馴染の遠山和葉に、スッカリ勘違いされてしまう始末。
コナン=新一の方は、平次に素っ気ないことが多く……まるで平次が新一に片思いをしているかのようです。しかし新一の方も少しずつ平次への信頼感が育って行きました。二人の信頼関係は、お互いに探偵としての能力が高いから……ではありません。普段は冷静沈着に見える新一は、実はポーカーフェイスをしているだけで、中身は平次と同じくらいの熱血野郎。人を守ることを第一義とする、熱い正義感の持ち主。優秀な探偵は何人も登場しますが、新一にとって安心して背中を預けられるのは、服部平次だけだと言えましょう。
さて、そんな平次にも実は女性の影が、幼馴染の遠山和葉がいます。しかし、新一と違って恋愛感情に鈍い平次は、自分の恋心を自覚するまで随分とかかりました。自覚した途端、告白する場所とシチュエーションを考え始める平次でしたが……。